あまりにびっくりしたニュースだったので記事を書くことにしました。
驚愕の発表内容「自社株買い23.9%」
発表内容は、下記のとおり( 5月6日付 株式会社ヤマダホールディングスIR情報より、抜粋)です。
自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
当社は、2022年5月6日開催の取締役会において、以下のとおり、会社法第165条3項の規定により読み替えて適用される同法第156条の規定に基づき、自己株式取得に係る事項について決議しましたので、お知らせいたします。
1.自己株式の取得を行う理由 経営環境の変化に応じた機動的な資本政策遂行、資本効率の向上を通じて株主の皆さまへの利益還元の充実を図るため。
2.取得に係る事項の内容
(1)取得対象株式の種類 普通株式
(2)取得し得る株式の総数 200,000,000株(上限) (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合23.9%)
(3)株式の取得価額の総額 1,000億円(上限)
(4)取得期間 2022年5月9日から2023年5月8日
(5)取得の方法 市場買付 ※市場動向等により一部又は全部の注文の執行が行われない場合があります。
(ご参考)2022年3月31日時点の自己株式の保有状況 発行済株式総数(自己株式を除く。) 836,028,153株 自己株式数 130,619,777株 以上
びっくりしたのは、ハイライト部分です。通常、自社株買いの割合は、1%未満から多くても5%くらいがよく見る規模なのですが、今回はなんと23.9%!なにかの間違いかと思って手計算してみるとあっている。
自社株買い(自己株式取得)とは
その名のとおり、市場で流通している自社の株式(証券取引所等で売買のために流通している株式)を自社の資金を使って買い上げる行為です。効果としては、市場で流通する株式そのものが減るため、需要と供給の関係での価格上昇と一株利益(EPS)が上昇するため、株価が上がります。
週明けの株価
本日5月6日の終値が391円のため、単純計算で23.99%上昇すれば、484円という価格が理論上あり得る株価となります。ただし、同時に発表した2022年3月期決算が減収、減益だったため、そのインパクトは別途考慮する必要があります。また、市場から買い付ける期間が5月9日から2023年5月8日までの1年間ですので、ストレートにインパクトするということまではないとは思います。ただ、今後も自社株買いをするという姿勢を見せた点、同時に発表した2023年3月期見通しにおいて、2022年3月期比7.9%増の800億円の経常利益見通しとなっている点等踏まえると月曜日の株価が楽しみです。
ただ、個人的には今後、家電量販店というビジネスモデルが永続できるのかは、かなり不透明ですが・・・。保有している身で言うのもなんですが・・・。
ヤマダホールディングス株の保有状況
現在、わたし個人としては900株保有しており、家族分を含めると1700株ほど保有しています。元々は、実家近くにヤマダ電機があったので、キャピタルゲイン狙いでも、インカムゲイン狙いでもなく、優待狙いという安直な理由で購入していました。また、購入単価が低位だったこともあり、ナンピンが比較的容易という点も、購入に際してのハードルを下げたという点は否めません。
取り合えずは、実家近くの店舗が閉店するまでは保有を継続しつつ、配当と優待を受け取っていきたいと考えています。
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