住信SBIネット銀行のススメ

資産形成

 今回は、住信SBIネット銀行の魅力について書きたいと思います。海外に居住している方もそうでない方についても、非常にメリットが多い銀行だと思いますので、ご自身の状況等を勘案の上、口座開設されてはと思います。

住信SBIネット銀行とは

 住信SBIネット銀行は、SBIホールディングが前身となる住友信託銀行(現三井住友信託銀行)の完全子会社への第三者割当増資を引き受けと商号の変更、銀行業の営業免許等の取得を経て、銀行としては2007年9月の営業を開始した銀行です。株主構成は、SBIホールディングスと三井住友信託銀行がそれぞれ50%保有しています。

 強味としては、すべての銀行関連取引がスマホまたはPC上で完結する点で、この銀行の口座があれば、実店舗はまったく必要ないです。

住信SBIネット銀行のメリット

 メリットは下記のとおりです。

  1. ランク制度により無料振込・無料ATM入出金枠(スマプロランク)
  2. 安価な外貨両替手数料
  3. 外貨積立
  4. 目的別口座と自動振替
  5. 定額自動振込
  6. 定額自動入金
  7. SBI証券との連携
  8. ポイントプログラム(スマプロポイント)

1.ランク制度による無料振込・無料ATM入出金枠(スマプロランク)

こちらについては、楽天銀行やauじぶん銀行など最近のネット専業銀行と同じように銀行サービスの利用状況によりランクが付与されるというものです。銀行のサービスを沢山使ってくれれば、それだけ良い事ありますよというものです。

ランク毎の無料ATM入出金回数、無料振込回数は下記のとおりです。

 

無料ATM利用回数 振込手数料無料回数

ランク4

月20回

月20回

ランク3

月10回

月10回

ランク2

月5回

月5回

ランク1

月2回

月1回

ランク条件は下記のとおりです。

ランク4 月末時点でスマート認証NEO登録+下記Ⅰ、Ⅱのいずれかの条件に該当するお客さま
外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、500万円以上
外貨預金と仕組預金の月末残高合計が、300万円以上 かつ 住宅ローンを利用
ランク3 月末時点でスマート認証NEO登録+下記Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵのいずれかの条件に該当するお客さま
総預金の月末残高が300万円以上
ロボアドバイザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上
住宅ローンを利用
以下1~11の条件のうち3つ以上該当
外貨預金(普通・定期)の月末残高あり
仕組預金の月末残高あり
SBIハイブリッド預金の月末残高あり
純金積立月末時点でご契約あり
給与、賞与または年金の月内ご入金あり
目的ローンまたは不動産担保ローンの月末残高あり
カードローンの月末残高あり(50万円以上2つにカウント)
スポーツくじ購入または公営競技ご入金の月内合計が2万円以上
デビットカードの月末時点の確定金額が合計1万円以上(3万円以上2つにカウント)
クレジットカード「ミライノ カード(JCB)一般」の引落口座を当社スマートプログラム対象支店に設定かつ当月確定(翌月引落)金額が1万円以上(5万円以上2つにカウント)
当社口座からプリペイドカード「JAL Global WALLET」への円貨チャージの月内合計金額が1万円以上(3万円以上2つにカウント)
ランク2

月末時点でスマート認証NEOの登録があるお客さま←簡単に達成できます

ランク1 月末時点でスマート認証NEO※の登録がないお客さま

 

個人的には、ランクはスマート認証NEW(スマホアプリによって認証し各種取引を行うというもの)さえ使えれば、ランク2(ATM無料回数5回/月・無料振込回数5回/月)へ簡単に届くため、比較的ライトな利用であれば、これだけでも充分使える銀行だと思います。ちなみにスマート認証NEWは、海外からでも問題なく利用できます。

 ちなみにわたしの場合は、「給与振込」「外貨普通預金」「SBI証券口座との連携(ハイブリッド預金の月末残高あり)」の3つでVIの条件を満たしてランク3を獲得しております。ランク4は正直、現在のアセットアロケーションにおいては、外貨預金と仕組預金をそこまで厚くする必要もないと考えているため、必要ないと考えています。

 個人的には、スマート認証NEW(スマホアプリによって認証し各種取引を行うというもの)さえ使えれば、ランク2(ATM無料回数5回/月・無料振込回数5回/月)へ簡単に届くため、比較的ライトな利用であれば、これだけでも充分使える銀行だと思います。ちなみにスマート認証NEWは、海外からでも問題なく利用できます。

 ちなみにわたしの場合は、「給与振込」「外貨普通預金」「SBI証券口座との連携(ハイブリッド預金の月末残高あり)」の3つでVIの条件を満たしてランク3を獲得しております。ランク4は正直、現在のアセットアロケーションにおいては、外貨預金と仕組預金をそこまで厚くする必要もないと考えているため、必要ないと考えています。

2.安価な外貨両替手数料

 住信SBIネット銀行の場合、円からドルへの両替に際して、4銭の手数料で両替が可能です。楽天銀行の場合は25銭、auじぶん銀行の場合は円からドルへの両替については手数料ゼロですが、ドルから円へ戻す場合は25銭の手数料が発生します。

 いずれにしても、住信SBIネット銀行の方がこれらネット専業銀行と比較しても、業界最低水準の手数料で円からドルへ両替することができます。

  円⇒ドル ドル⇒円 手数料合計
住信SBIネット銀行 4銭 4銭 8銭
楽天銀行 25銭 25銭 50銭
auじぶん銀行 ゼロ 25銭 25銭

3.外貨積立

 前段で為替手数料について記載しましたが、住信SBIネット銀行ではそれを更に安くする方法があります。それは外貨積立です。毎月、毎週、毎日のうち、いずれかを設定すると決まった日に自動的に円からドルへ両替の上、外貨普通預金へ自動的に預け入れされます。その際の手数料は

わずか2銭です。

4.目的別口座と自動振替

 目的別口座は、銀行口座の中に主口座とは別に利用用途にあわせて口座(最大10口座)を作るというものです。口座番号が別に割り振られるというものではなく、主口座(代表口座)の下に任意の名前を付けて口座管理をしやすくするとくものです。わたしも最初はこんな機能必要?っと思っていたのですが、例えば、家族の誕生日用に主口座とは別に金額をわけておく時などに重宝します。主口座に色々入っていると結局なかみがごちゃごちゃになるため、明示的にわけておくと頭の中が整理しやすいです。

 さらにこの目的別口座と自動振替を併用すると毎月決まった日に代表口座から目的別口座へ自動で振替を行ってくれます。毎月、手作業で行う手間が省ける分、目標額を設定すれば、計画的に貯めることができるます。自分自身で行う強制貯蓄みたいな感じですね。

 目的別口座以外へにもハイブリット預金への自動振替も行えるため、SBI証券上で積立設定を行うと住信SBIネット銀行へ入金された給与を自動的にSBI証券へ振替を行いそこから投資信託等の定額積立という流れが完全に自動で設定できます。

<設定すれば完全自動化>
(給与)⇒住信SBIネット銀行⇒(任意の金額を自動振替)⇒ハイブリット預金/SBI証券口座⇒(定額積立)⇒投資信託の積立

5.定額自動振込

 この機能は言葉のとおりで、任意の振込以外に決まった口座へ毎月・毎週・毎日の任意のタイミングで決まった口座へ振り込みを自動化できるというものです。わたしの場合は、住信SBIネット銀行の口座を開設するまでは、メイン口座として新生銀行を利用していたのですが、この機能がなかったことがきっかけで、メイン口座を移したという経緯があります。この設定を行うと例えば、家賃の振込や家族への送金等、予め決まった金額の振込を完全に自動化することができます。

6.定額自動入金

 この機能は、毎月予め決められた日(5日または27日)に他の銀行口座から任意の金額(1万円以上1円単位)の引き落としを行いその4営業日後に住信SBIネット銀行の口座へ自動入金してもらえるというものです。勤務先の関係で、住信SBIネット銀行の口座を給与口座へ指定できない場合であっても、給与銀行口座の残高を完全自動で振替することが可能です。

7.SBI証券との連携

 これは、SBI証券に口座を持っている方で、住信SBIネット銀行とSBI証券を連携させることで、住信SBIネット銀行口座内にハイブリット預金が開設され、その口座残高がSBI証券内の口座へ自動反映されるというものです。住信SBIネット銀行内のハイブリット預金へ振替を行えば、そのままSBI証券口座の残高へ反映するため、無料でかつ即時、回数制限なく利活用することができます。これは非常に有用です。ちなみに他の証券会社と銀行の組み合わせ例えば、楽天証券と楽天銀行においてもマネーブリッジという設定を行うことで、証券口座と銀行口座の資金移動を容易にするというものがあります。

8.ポイントプログラム(スマプロポイント)

これはおまけとしてのものだとわたしは考えていますが、住信SBIネット銀行を給与受取口座として指定したり、外貨の積立などを行っているとポイントが付与されます。

ポイント対象商品・サービス 条件 獲得ポイント
外貨預金・仕組預金 月末残高合計300万円以上 100pt/月
ミライノ カード(JCB) 月内引落金額合計5万円以上 100pt/月
給与受取or年金受取or定額自動入金 いずれか利用 30pt/月
口座振替(銀行引落) 1件以上引落しあり 5pt/月
外貨積立 月1万円以上積立 10pt/月
純金積立 月5,000円以上積立 10pt/月

ポイントは、500ポイント以上、100ポイント毎に現金へ交換ができます。また、JALのマイルへも交換できます。

まとめ

 住信SBIネット銀行は、メリットが非常に多い銀行だと思います。メリットばかりでデメリットの記載を行いませんでしたが、今のところデメリットと言えるようなデメリットが見つかっていないため、記載していません。今後、他のネット専業銀行と比較する中で比較劣後するケースもあるかもしれませんが、その際は、別途まとめて記載したいと思います。

 この機会に口座開設されてみてはと思います。個人的にお勧めしたいのは、定額外貨積立と定額自動振込ですね。

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