先日、楽天モバイルのゼロ円プランが廃止される件について、記事に書きましたが、
今回は、海外在住者で日本SIMを持つ場合に最もコスパが良いキャリア・プランはどこかについて考察したいと思います。
この記事は、現在、海外に居住しており、日本のSIMがなくて不便に感じている方、これから海外へ転居を予定されている方で、日本国内SIMを持って行くかどうか迷われている方の参考となればと思います。
従来までの最適解
従来までの最適解は、楽天モバイルの最安値プラン(データ容量1GBまで)ゼロ円というものでした。海外に居住する場合、データローミングの利用は、スマホの設定からオフの設定とした上で、SMSメッセージの受信はタダ、電話の着信についても楽天Linkを使えば着信時についても、ローミングが発生しないため、かなり使えるプランでした。
更に発信についても、Wifiを接続した上で楽天Linkから発信すれば、こちらも無料となります。ただし、これも過去のことになり、今年、11月1日以降は、維持費として、最低1078円/月が発生します。
海外利用で求められるSIM
まず、最も大切だと考えられるのが利用頻度が低い海外在住者にとって日本のSIMカードは、持っているだけだとただのコストとなる点です。毎日使わないものの、インターネットバンキングなど各種手続きでどうしても日本のSIMが必要な場合に必要となるのが日本国内SIMです。そのため、日本国内SIMを持つにしても、毎月の維持費が高額だと元も子もないです。そのため、基本的な維持費はゼロか、ゼロに限りなく近い水準を目指します。
当然ながら、インターネットバンキング等で、SMS認証などもあるため、海外へ持ち出したSIMでSMSメッセージの海外での受信、海外から電話の発着信ができることも必要です。最近は、自動音声による認証を掛けているところもあります。
また、帰国時に直ぐにデータ通信ができるようになっていると空港等でレンタルWifiを借りる必要もなくなるため、便利だと思います。
- 海外にいても維持費がゼロ(または限りなく少ない)
- 海外にいてもSMSメッセージが受信できる
- 海外ローミング対応(通話発着信可)
- 帰国時にデータ通信ができる
ではどこが最適化なのか?!
結論としては、既に表題で書いたとおり、Povoが今のところ楽天モバイルにかわる最適解ではないかと考えていたところですが、Povoは本投稿作成段階で、海外ローミングには対応しておりません。
ただ、海外利用サービスの提供を予定しているようで、今後、始まるようです。時期未定。
Povo2.0のサービス開始は、2021年9月ですので、もう少し待つことにします。楽天モバイルの実質無料化が終了する11月1日以降、Povoが海外ローミングに対応していれば、そちらへ乗り換え、対応していなければ、下記のうちの何れかかなと考えています。正直、楽天モバイルを使わない場合、楽天Linkが使えなくなるのは痛いですが。。。
BIGLOBE SIM:1078円/月(税込):海外ローミング可
mineo:990円/月(税込)(期間限定6か月間660円/月):海外ローミング可
UQモバイル:1628円/月(税込)(セット割りあり):海外ローミング可
IIJmio:850円/月(税込)(6か月間550円/月キャンペーン):海外ローミング可
OCN モバイル ONE:550円/月(税込):海外ローミング可
日本通信:290円/月(税込):海外ローミング可
上記の中で優秀なのは、Povo以外ですと日本通信290円/月が有力なプランになるかと思います。
ただ、日本通信の合理的プラン290を選択したとしても、
1年間の維持費:290円×12ヶ月=3480円+契約事務手数料3300円 年間維持費:6780円
Povo2.0が海外ローミング対応となれば、基本的な維持費はゼロ、半年以内に有料課金しなければならないため、データトッピング330円を半年毎に課金したとして、年間維持費:660円。
まとめ
色々試行錯誤しましたが、現段階では、Povoは海外ローミング未対応なため、この時点では、日本通信の合理的プラン290円かなと思います。Povoの対応を待ちつつ、引き続き、楽天モバイルの実質無料化が終了する9月、10月頃に他社も取り込みキャンペーンを張ると思いますので、そちらも注視していきたいと思います。
これから、海外へ転居予定の方、現在海外在住の方で、日本国内SIMをどうするかとお悩みの方の参考となれば幸いです。
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