最近、改悪が続いている楽天経済圏(わたしについては、ほぼその恩恵はありません・・・)ですが、今年、2022年1月1日からはじまったSBI証券の入庫手数料無料恒久化ということと、最大100,000ポイントがバックされるキャンペーンもあるということで、わたしも以前、楽天ポイントで買って、ほぼ放置していた投資信託について、SBI証券へ移すことにしました。
昨年も、楽天証券で運用されていた投資信託の保有残高によってポイントが貯まるサービス(資産形成ポイント)があったのですが、当方が持っていた、投資信託(SBI組成投資信託)について、ポイントが付与されなくなったため、移管したのに続いて、今回が2回目となります。
現在、投資信託の移管手続を検討中の方や、移管したいけど、どうやって良いのかわからない人の参考となればと思います。
投資信託の移管手続
ステップ1:
移管元の証券会社(今回は楽天証券)に対して、「振替投資信託受益権 特定口座内保管上場株式等移管依頼書」をサイトから印刷します。
この書類は、楽天証券の口座へログインし、「マイメニュー」⇒「移管・買取請求」へ行くと「振替投資信託受益権 特定口座内保管上場株式等移管依頼書」を見つけられます。
ステップ2:
印刷した「振替投資信託受益権 特定口座内保管上場株式等移管依頼書」に必要事項を記入していきます。名前が長い投資信託もありますが、正確に記入しましょう。保有商品一覧を見ながら記載すると口数も確認できるため、間違いがないと思います。
ステップ3:
ステップ2記載した「振替投資信託受益権 特定口座内保管上場株式等移管依頼書」を楽天証券(移管元証券会社)へ郵送します。(宛先部分も書類一式に入っているため、そちらを印刷し、封筒に貼れば郵便料金の負担もありません。)
この際、任意の移管日を指定することもできます。
クレカ積立等を設定している場合で、その買付分も含みたいということであれば、受渡が終了する日以降の日付にしましょう。移管日が決定後は、一時的に取引が制限されてしまうため、クレカ積立も停止する可能性が高いです。
以前、移管手続をやった際、問い合わせをして上記のように言われたため、移管日を先日付にして、付箋で注意書きをしたものの、移管実行時にクレカ積立も制限され、買い付けがなされないという事態が発生しました。(後日、再度対応してもらい、ポイントの付与も行われましたが、電話等余計な時間がかかりました)
特に移管日に拘りがなければ、最も早い日にチェックマークを入れればOKです。
注意:移管の際に証券口座または、楽天銀行(マネーブリッジ手続済みの場合)から移管手数料3,000円(投資信託1銘柄に対して)差し引かれます。ただし、この手数料は後日、SBI証券へ請求すると戻ってきます。手数料はSBI証券の口座へ1か月程で入金されます。(忘れたくらいに入っています)
ステップ4:
数日すると楽天証券口座(移管元証券会社)の口座から指定していた投資信託が移管され、SBI証券(移管先証券会社)へ投資信託の移管が完了しています。
ステップ5:
SBI証券(移管先証券会社)の投信お引越しプログラム申込書を下記Webサイトから印刷し、移管された投資信託の名前等を正確に記載します。
ステップ6:
楽天証券(移管元証券会社)の口座で差し引かれた手数料の画面を印刷します。これが手数料を支払ったことを示す、証拠となります。必ず手数料分の現金が証券口座内に入っているか、楽天銀行とマネーブリッジ手続を完了しておく必要があります。
手数料が不足する場合は、移管が実行されません。
これらの手続を行うことで、ステップ3で記載した手数料部分が全額返ってくるというものです。これを恒久化したSBI証券は本気のようです。
ステップ7:
ステップ5とステップ6の書類をSBI証券(移管先証券会社)へ郵送します。
宛先部分も印刷し、それを封筒へ貼り付けすると郵便手数料の負担はありません。
ここまでの手続が完了すれば、やる事はすべて終了です。
あとは、手数料が返金されるのを待ちましょう。
ちなみに端数口数(10,000万口未満)であっても、移管は可能とのことです。(SBI証券に電話確認済み)
お疲れさまでした。
注意点
① SBI証券(移管先証券会社)で取扱いのある投資信託であること
② 移管手続中は、移管元証券会社である楽天証券にて同じ投資信託の取引が制限されます(別の銘柄については、取引の制限は受けません)
③ 手続には、概ね2週間程度必要なこと。キャンペーン等を並行して申し込む場合は、時間に余裕を持って行いましょう
④ 楽天証券の「投信口座振替依頼書」を送付し、楽天証券にて受付後は、変更・キャンセルはできません
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