使い始めて1年程が経過した「ロボフォリオ」(資産管理ソフト)について書きたいと思います。資産管理といっても、インターネット証券会社の口座を登録し、保有している銘柄についての値動き等をモニタリングするものであるため、対応していない証券会社やその他のサービス(暗号資産等)には、確認することはできません。また、手入力はできない仕様になっています。
ロボフォリオとは
ロボフォリオとは、株式会社マジカルポケットが提供している個人投資家向けに株式ポートフォリオ管理を自動化してくれるスマホ用アプリとWebアプリサービスです。特徴としては、複数の証券会社に跨る保有資産を一括で管理できる点と証券口座内に保有している待機資金もグラフ上に可視化してもらえるところです。
メリット・デメリット
メリットとしては、下記のとおりです。
- サービス無料
- 複数の証券会社の保有資産状況が一括で取得できる
- 保有銘柄毎、お気に入り銘柄毎のIR情報を自動取得できる
- 資産の内訳、増減がグラフで表示することができる
- 損益分析機能で週間・月間・年間損益が把握できる
1については、個人的にどうやってマネタイズしているか不明なのですが、サービス料は全て無料です。スマホアプリそのものにも広告は表示されないため、無料版だから広告があるといったこともありません。
個人的によく使っている機能は、3の保有銘柄毎にIR情報が直ぐに確認可能な点です。同社の会社概要を見ると企業のIRに関することを事業の中心に据えているようなので、情報のアップデートも早いです。
デメリットとしては、下記のとおりです。
- 登録できるのは証券口座のみ
- 登録できるのは、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、GMOクリック証券、岡三オンライン証券、SBIネオモバイル証券の8つのオンライン証券会社のみ(2022年5月1日現在)
- 過去売買履歴の確認ができるが、個別銘柄毎にチャート上にプロットされない
- 損益分析画面で投資資金の増減が加味されない
- サービス料が無料という点が逆に不安
1については、証券に特化しているため、仕方ないことだと思いますが、暗号資産やFXは含まれません。そのため、証券以外の資産も含めて資産管理したいという方については、別のサービスを探した方が良いかもしれません。
2については、個人的にはサービス開始当初は、SBI証券と楽天証券くらいしか対応していなかっため、これだけ対応してくれれば、問題ないと思いますが、持株会等で保有している証券が野村証券、大和証券等の場合は非対応となります。
3については、対応してもらいたいと考えていますが、自分が買い付けしたタイミング、売却したタイミングをチャート上でプロットしてもらえるとその後、どうだったのかの検証し易いため、欲しい機能です。
4については、これも重要な点ですが、定期で積立している投資信託等について投資資金が増加した場合に損益へもその分が加算されてしまう点です。この点は最近、マネーフォワードで個別銘柄毎の投資資金、評価額のチャート機能が対応するようになったため、あちらの方が優秀かもしれません。
5については、メリットでも記載した点の逆説的な内容となりますが、無料が故にちょっと不安と思う方も多いかと思って記載しました。
まとめ
わたしの個人的な意見としては、無料でここまで色々なサービスが入っているサービスはかなり稀だと考えています。今後も、サービスが継続される限りは使用していきたいと思います。
あとできれば、デメリットの点を対応して欲しいですね。
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