先週6月27日から7月1日までの1週間におけるS&P500の指数と保有ETFの値動きについての振り返りを行いたいと思います。
今、どのセクターへ資金が集中しているのか、デイリーだと近視眼になりがちですが、ウィークリー単位(これでも近視眼ですが)で振り返ることで、自分なりの予測とその裏付けとなる指標について肌感覚を鍛え、考察したいと思います。
この記事が、現在資産形成中の方や今後投資等を行って行きたい方々にとって、投資判断の参考の一つとなれば幸いです。
S&P500の値動き
6月27日からの5日間のS&P500(VOO)の値動きは、下記のとおりです。
S&P500(VOO)は、先週から2.91%下落して、350.44USDで週の取引を終えました。その前の週に6%ほと上昇していたため、2週連続で上がるかと期待もあったのですが、あえなく1週のみの上昇となりました。まだまだ、苦しい相場は続きそうですね。
米国10年国債金利
米国10年国債の金利は、週初の3.130%くらいから週終わりに2.889%まで低下しました。
高配当ETF
ここからは、わたしが保有している高配当ETFについてです。
まずは、SPYDです。SPYDは、S&P500構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80社へ均等投資しているETFです。
若干ですが前の週よりも、0.049%上昇し、40.48USDで週の取引を終えました。週中に下落しましたが、金曜日に盛り返したという感じでした。こちらについては、2週連続の上昇となりました。
SPYD構成銘柄であるエネルギーセクターが原油上昇により値上がりしたことに伴う上昇かなと思います。原油のチャートと比較すると相関性が見られるかなと思います。
次は、HDVです。HDVは財務安定で平均以上の配当を継続して出している銘柄で構成されているETFです。ボラティリティ(値動き)が小さいと言われています。
前の週よりも0.61%下落し、101.37USDで週の取引を終えました。前の週は値上がりしましたが、残念。
グロースETF
ここからは、QQQです。QQQはグロース系いわゆるハイテク企業が集まるNASDAQの中でも、時価総額が大きい銘柄のうち、非金融企業100社で構成されているETFです。
QQQは前の週よりも、4.70%下落し、282.13USDで週の取引を終えました。こちらも、2週連続の値上がりとはなりませんでした。
ETF比較
VOO、SPYD、HDV、QQQの4ETFの比較です。
VOO、QQQが3%を超える大幅下落となった一方で、SPYDは若干ですが上昇し結果2週連続の値上がりとなりました。HDVも値下がりしたものの、VOO、QQQの値下がりよりは小さな値下がりでした。
グロース銘柄については、まだまだ底を探る展開になりそうですね。
7月4日からの1週間の予定
個人的に関心があるのは、
7月6日アメリカ・ISM非製造業景気指数 06月
7月7日アメリカ・FOMC議事録 06月
7月7日アメリカ・雇用統計 06月
これら3つかなと考えています。いずれにしても、これらの統計等を受けて今月下旬のFOMCで政策金利が決定されるため、どのような数字が出てくるか楽しみです。
わたしとしては上がれば「嬉しい」下がれば「安く買い増せる」という感じのスタンスにかわりはないですので、気楽に見ていきたいと思います。
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