週間S&P500振り返り(2022年07月04日-07月08日)

資産形成

 7月4日から7月8日までの1週間におけるS&P500の指数と保有ETFの値動きについての振り返りを行いたいと思います。

 この記事が、現在資産形成中の方や今後投資等を行って行きたい方々にとって、投資判断の参考の一つとなれば幸いです。

 今、どのセクターあたりに資金が集中しているのか、デイリーだと見えにくいため、ウィークリー(これでも比較的近い目線ですが)で振り返ることで、自分なりの予測とその裏付けとなる指標について肌感覚を鍛え、考察したいと思います。

7月4日はIndependence Day(独立記念日)のため、米国市場は休場でした。

S&P500の値動き(VOO)

7月5日からの4日間のS&P500(VOO)の値動きは、下記のとおりです。

 S&P500(VOO)は、先週から3.23%上昇して、357.29USDで週の取引を終えました。前の週に2%ほど下落していたため、一旦は上昇したところです。

米国10年国債金利

米国10年国債の金利は、前の週2.889%まで低下していましたが、
週終わりの段階で3.084%まで上昇しました。

高配当ETF(SPYD・HDV)

 ここからは、わたしが保有している高配当ETFについてです。

まずは、SPYDです。SPYDは、S&P500構成銘柄のうち、配当利回りが高い上位80社へ均等投資しているETFです。

前の週と同様に週終わりの値動きとしてはほぼないような状態でした。前の週の終値40.48USDから39.88USD(1.48%ほど下落)で週の取引を終えました。

SPYDにはエネルギー関連株が採用されていますが、原油についても、下落しておりエネルギー関連株も下がったため、SPYDも低調だったと思います。原油の週終値は、104.80USDでした。

次は、HDVです。HDVは財務安定で平均以上の配当を継続して出している銘柄で構成されているETFです。ボラティリティ(値動き)が小さいと言われています。

前の週は101.31USDでしたが、週終値は100.68USDで0.62%下落しました。2週連続の下落でした。

グロースETF

 ここからは、QQQです。QQQはグロース系いわゆるハイテク企業が集まるNASDAQの中でも、時価総額が大きい銘柄のうち、非金融企業100社で構成されているETFです。

QQQは前の週282.13USDでしたが、295.35USD、4.68%上昇しました。前の週は下げておりましたが、一週間を通じて上昇基調でした。QQQが上昇するのは嬉しいのですが、CPI、FOMCも控えているため、来週以降どうなるか、予断できないです。

ETF比較(VOO vs SPYD vs HDV vs QQQ)

VOO、SPYD、HDV、QQQの4ETFの比較です。

前の週で3%超の大幅下落となったため、QQQを中心とするグロース株が押し目買いが入り、VOOも上昇したといったところです。他方、バリュー銘柄は前の週もほぼ横横で推移、この一週間についても、ほぼ横横に推移しました。

7月11日からの1週間の予定

個人的に最も関心があるのは、下記2点です。

7月13日アメリカ・消費者物価指数
7月15日アメリカ・消費者信頼感指数

特に7月13日米国時間朝に発表される消費者信頼感指数(CPI6月発表分は前年同月比+8.6%)については、先月発表時には、株価への影響、また、FRBによる物価上昇抑制にかかわる金利政策にもかかわるため、非常に注目度は高いと思います。また、7月15日に発表されるミシガン大学消費者信頼感指数についても、前回悪化しているため、ここも注目です。

 わたしの投資戦略としては、引き続き上がれば「嬉しい」下がれば「安く買い増せる」という感じで、気楽に見ていきたいと思います。

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