8月15日から8月19日までの1週間(今週と表現)におけるS&P500指数と保有ETFの値動きについての振り返りを行いたいと思います。
現在資産形成中の方や今後投資を行いたい方々にとって、参考の一つとなれば幸いです。
今、どのセクターに資金が集中しているのか、デイリーだと見えにくいため、ウィークリー(これでも比較的近い目線ですが)で振り返ることで、自分なりに今後の予測(8月22日以降の一週間については、来週と表現)と投資の方向性についても、検討したいと思います。
S&P500インデックスの値動き(VOO)
今週のS&P500(VOO)の値動きは、下記のとおりです。
S&P500(VOO)は、先週終値392.67 USDから388.12 USD -1.16%と4週間連続で上昇していたこれまでから一変して、下落しました。4週間連続で上昇で底を打ったという論評もちらほらあったのですが、さすがに5週目までは続きませんでした。
先週も少し言及しましたが、一部では底を打ったとする論評がある一方で、S&P500は直近の底値から半値まで戻ししたものの、下がるのはこれからと言っている論評もあります。
要するにこの先は、誰にもわからないということなのだと思います。
米国10年国債金利
米国10年国債金利は、先週終わりの段階で2.837%でしたが、今週も上昇し2.976%でした。
保有高配当ETF(SPYD・HDV・VIG)
ここからはわたしが保有している高配当ETF3銘柄についてです。
S&P500構成銘柄のうち、配当利回りの高い上位80銘柄へ均等投資しているSPYDです。
先週は上昇していましたが、今週については先週43.06 USDから42.64 USD -0.98%と値下がりして、週の取引を終えました。
原油については、先週終値91.88 USDから-2.38%の89.69 USDで週の取引を終えました。
このレンジでの原油の下落は、物価上昇を抑える効果があるため、足元では良い兆候かと思います。
次は、HDVです。
HDVは財務が安定しており平均以上の配当を継続して出している銘柄で構成されているETFです。ボラティリティ(値動き)が小さいのが特徴といわれています。
先週終値の105.06 USDから105.69 USD +0.60%で取引を終えました。小幅ながら今週も上昇しました。
最後は、先日から追加したVIGです。
米国に上場している企業のうち、長期に連続増配を行っている企業を集めたETFです。連続増配が行える企業というのは、事業上の優位性をもっており、かつ、長期間増配できるための財務的な一過性の収益減による減配に陥るのではなく、増配を継続的に実施するだけの財務健全性を有する企業と言えます。
先週の終値157.95 USDから157.69 -0.16%と2週続けて上昇した先週までと一変し、今週は小幅に下落しました。
グロースETF(QQQ)
グロース系いわゆるハイテク企業が集まるNASDAQの中で、金融系を除く上位100社で構成されているETF、QQQです。
QQQは前の週の終値330.39 USDから322.86 USD -2.28%で週の取引を終えました。直近4週が上昇しておりましたが、今週については、やや一服となりました。週の前半は比較的強かったものの、後半から値を崩しました。
ETF比較(VOO vs SPYD vs HDV vs VIG vs QQQ)
VOO、SPYD、HDV、VIG、QQQの5ETFの比較です。
今週については、HDV以外はすべて基準となる100%を下回りました。HDVが以外と堅調だったことが興味深いです。
来週8月22日からの一週間の予定
来週の注目指標・経済イベントは、
8月23日:米国製造業PMI(購買担当者景況指数)
製造業で購買担当者の景況観を示したもの。
8月26日:PCEデフレーター各種資料
FRBが最も重視してる経済指標の一つで物価上昇(インフレ)を測る指標です。
8月25-26日:ジャクソンホール会議
米国西部ワイオミング州ジャクソンホールにあるロッキー山脈を一望できるホテルで開催される経済シンポジウム。欧米や日本など主要な国の中央銀行総裁、経済学者、エコノミストが参加し、世界経済や金融政策の課題について議論を交わす。
来週については、PCEデフレーターの動向に注視しつつ、ジャクソンホール会議でのFOMCメンバーによる発言を注視していきたいと思います。
コメント