今回は、先日掲載した配当実績(日本株)と同じような形で、米国株の配当実績についても、公開したいと思います。
わたしは、基本的に個別の米国株ではなく、ETFを保有しているのですが、ETFも個別銘柄同様に配当金が支払われます。日本株(円貨)以外の配当を得る事で、円に偏らない資産形成、特にフロー所得を得ることを目的としています。
この記事が、これから資産形成をはじめたいと考えている方、現在資産運用をされている方々にとって、投資判断における一つの参考にとなれば幸いです。
保有米国株
わたしが保有しているのは、ETFのみ6銘柄で、6月の配当実績(税引前)は、下記のとおりで、合計で114.27 USDとなりました。
米国の個別銘柄ETFは、3,6,9、12月に配当を出す企業が多いですが、ETFにおいても同じ傾向があり、保有株のうち、最も配当金の額が多い、SPYDが3,6、9,12月配当のため、全体を押し上げました。
銘柄 | 一株配当(USD) | 配当額(USD) |
SPYD | 0.404990 | 53.86 |
HDV | 0.569695 | 22.79 |
VTI | 0.749100 | 14.98 |
VIG | 0.694900 | 13.90 |
QYLD | 0.178500 | 7.14 |
VUG | 0.320600 | 1.60 |
総計 | 114.27 |
主な保有ETFの特徴
保有しているETFのうち、主なETFの特徴は下記のとおりです。
銘柄ティッカーシンボル:SPYD
銘柄名:SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
運用会社:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ・ファンズ・マネージメント INC.
投資銘柄数:79
運用資産総額:7,880.88 百万USD≒1,024,514百万(2022年7月1日現在)
経費率:0.07%
特徴:S&P500にうち配当利回りの高い上位80社へ均等に投資しているETFです。組入比率上位には、公共事業、エネルギ、金融、不動産セクターが入っています。上位5つのセクターで72.1%を占有します。さすが、米国のETFです。運用資産総額だけでも、1兆円を超えています。投資銘柄数が比較的少ないことも特徴かと思います。
業種名 | 組入比率 |
公益事業 | 19.5% |
エネルギー | 14.6% |
金融 | 14.0% |
不動産 | 12.5% |
生活必需品 | 11.6% |
ヘルスケア | 11.1% |
素材 | 6.2% |
コミュニケーション・サービス | 6.0% |
情報技術 | 2.5% |
一般消費財・サービス | 1.1% |
資本財・サービス | 1.0% |
合計 | 100.0% |
出典:ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
銘柄ティッカーシンボル:HDV
銘柄名:iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF
運用会社:ブラックロック
投資銘柄数:75
運用資産総額:USD 12,823.65 百万USD≒1,667,074百万円(2022年7月1日現在)
経費率:0.08%
特徴:配当水準が比較的高位の米国株式で構成される指数と同等の投資成果を目指すETFです。組入れ上位には、ヘルスケア、エネルギ、生活必需品、情報技術、公共事業が入っており、上位5業種で78.8%を占めます。こちらも1兆円を超える運用資産総額があります。SPYDは不動産が入っていましたが、HDVは不動産セクターが組入れられてない一方で、ヘルスケアが入っています。医療分野は景気動向に左右され難いため、安定したセクターと言えると思います。
業種名 | 組入比率 |
ヘルスケア
|
23.8% |
エネルギー
|
17.9% |
生活必需品
|
16.8% |
情報技術
|
12.4% |
公益事業
|
8.1% |
資本財・サービス
|
6.6% |
金融
|
6.4% |
通信
|
6.1% |
一般消費財・サービス
|
1.1% |
素材
|
0.8% |
キャッシュ、デリバティブ等
|
0.3% |
合計
|
100.0% |
まとめ
2022年6月の米国株配当金についての説明と共に主要な投資銘柄であるSPYDとHDVの説明を行いました。どちらの銘柄も高配当ETFとして有名ですが、いわゆる高配当御三家の残り一つであるVYMについては、現状まだ投資しておりません。今後、投資する機会があれば、3つのETFの比較とその特徴などについても、まとめていきたいと思います。
これから米国株へ投資を検討されている方、現在、ETFをお持ちの方で買い増し或いは売却の際のひとつの参考となればと思います。
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