世間では、シェアエコが脚光を浴びていますが、海外生活において非常に有益である点、既に海外で生活されている方にとっては、常識ですが、これから生活する予定の方、生活する事を検討している方の参考になればと思います。
シェアリングエコノミー（シェアエコ：Share Eco）とは
シェアリングエコノミーとは、活用可能な資産（場所・モノ・スキル等）と、それを使いたい個人らを結び付けるサービスの総称のようです。日本国内の例だとUber Eatsのようなサービスがそれにあたるかと思います。わたしは残念ながら、このサービスを利用したことがないですが、海外ですと配車サービスのUberやGrabの方が一般的な印象です。
下記が代表的なシェアエコのカテゴリーです。
| シェアカテゴリー | シャア内容 | 具体的な例 |
| 空間のシェア | 空いた場所、物件をそれを使いたい人に貸し出すこと。 | ホームシェア、民泊、駐車場、会議室 |
| モノのシャア | 普段使わないモノ、単発で使わないモノなどを借りたい人へ貸し出すこと。 | フリマ、レンタルサービス |
| スキルのシェア | 自分が得意なことをその得意なことを利用したい人へ提供すること。 | 家事代行、育児、知識、料理、介護、教育、観光 |
| 移動のシャア | 同じ目的地に向かう人と一緒に同じ車に乗ること。 | ライドシェア（相乗り）、シャリサイクル、カーシェア |
| お金のシャア | 同じ目的を持つ者同士でお金を出し合ってやりたいことを実現させること。 | クラウドファンディング |
Grab Taxi
日本では、Uber Eatsや出前館などデリバリーの方が有名ですが、海外ではGrab taxi（カーシェアリング）が一般的です（デリバリーサービス、物品のA-B間輸送も提供しており、後述します。）。
使い方は簡単で、簡単でGrabアプリを使っているスマホへインストールします。
インストール後、自宅の住所や良くいく場所（会社やショッピングモール）などを事前に登録することで、直ぐに目的地を選択することができます。確定前に料金がわかるため、暴利な金額を請求されることはありません。ただ、場所によっては通行料・駐車場代が発生する場所（空港など）があるため、その場合、降車する際に現金で支払うか、アプリ上で追加請求されます。
流れは下記のとおり（基本的に現地のドライバーと会話する必要はありません）
- 目的地を入力
- 現在位置の確認（GPSで自動的に位置情報を更新される）
- 金額が表示
- 確定
- 近くにいるGrab Carが配車され乗車位置までの大まかな時間が表示される
- 迎車に来るナンバープレートを確認
- アプリで表示されているナンバープレートと同じ車両に乗車（ナンバープレートが異なる車輌には絶対に乗車しなし。そのような車両が来た場合は、不正行為を行っているドライバーの可能性がある）
- 目的地へ到着したら降車（アプリ上で決済が終了するため、現金の支払いは発生しません）
- ドライバーの評価を入力する（★の数でドライバーの評価を行うものです。ドライバーの運転や態度が悪かったり、予定時刻よりも、遅かったりするなどあれば評価へ反映させましょう）
Grabは、事前入金することでGrab Memberポイントが加算率が上がるのですが、クレジットカードからの事前入金はできません。その場合は、自分名義の銀行口座と連携する必要があります（mocaというサービス）。mocaと連携するとmocaを使って、Grabサービス以外のものの支払いについても、充当することができます。日本で言うところのPayPayなどのイメージに近いと思います。
Grab Food Delivery
日本の場合だとこちらの方が馴染みやすいと思いますが、Grabを使うとFood Deliveryサービスも利用することができます。注文するレストランによって、下限金額が決まっていますが、当地で良く見る光景としては、ドリンク２本程度をGrab Food Deliveryが配送しているというものです。商品代金は、500円ほどだと思いますが、配送費用は100円くらいです。提携しているレストランがかなり多いため、ほとんどのお店でデリバリーを頼むことができます。現在の位置もアプリ上で確認することができるため、到着予想時刻を読みやすいです。
自宅がマンション（アパート）などの場合は、近くの道路までしか来ないケースがほとんどのため、到着時に電話連絡があります。ベトナム語で何を言っているかわからないと思いますので、取り合えず、そこで待つように伝えて、配送バイクのナンバープレートを確認すれば、商品を受け取ることができます。
Grab Delivery Servise
これは、Grabを使って送りたいモノを送りたい先へ届けるというものです。当地では、車よりもバイク（Grab Bik）の方が街中でよく走っているため、基本的には、バイクが届けるというものです。距離とモノの大きさにもよりますが、大体100円から200円くらいです。時間が読める点で、非常に使いやすいです。
まとめ
言葉の通じない海外で生活する場合は、Grabが提供するサービスを利用する機会が多いと思います。特にGrab Taxiは、一般的なタクシーを使うよりも、料金が明確である点（乗車前に金額が事前にわかる点）、目的地を伝える必要がない点（伝え間違い、ドライバーが目的地を誤る可能性がない、わざと遠回りをする事がない）で便利です。
このようなサービスを上手に活用し、生活を便利にし言葉による不便さを解消することができます。ある意味、日本に住んでいる時よりも、便利な生活が海外でできるかもしれません。
コメント