投資信託移管手続(楽天証券⇒SBI証券)の注意点

資産形成

 楽天証券の投資信託保有にかかわるポイントが改悪されたこととなど、最近の楽天経済圏にかかわるポイント改悪が相次いでいるので、今回、楽天証券で保有している投資信託をSBI証券へ移管することにしました。以前、実施したことはありましたが、今回で2回目です。

 既に別の記事で手続き面についてはまとめているため、こちを参照してください。

投資信託移管の際の注意点

 最初の注意点としては、移管先の証券会社(SBI証券)で取扱いのある投資信託であるという点です。そもそも、移管したい投資信託が移管先になければ、移管はできません。ただ、SBI証券であればかなりの投資信託をカバーしているため、そのような事態になることはほぼないように思います。

投資信託移管手数料相当額の入金

 これは実際に今回、わたしが手続をした際に発生したことなのですが、楽天証券の証券口座に移管手数料相当額が用意しておく必要があります。

 そんなの当たり前だろうと思う人も多いと思いますが、わたしの場合は投資信託の買い付けをクレジットカード決済で行っており、証券口座内のまったく残高が無い状態でした。書面による手続依頼書を送付した後に楽天証券から残高不足の案内があって初めて気づいたというものです。

 ちなみに投資信託の移管手数料は、楽天証券の場合、3300円(税込み)です。他の証券会社からの入庫については、手数料は発生しませんが、何れの証券会社でも手数料が取られます。

マネーブリッジ(楽天証券)の設定変更

 先ほど楽天証券の口座へ手数料相当額を用意しておく必要があると説明しましたが、マネーブリッジの設定次第では、楽天銀行から資金移動させたり、他の銀行から振込した資金が直ぐに楽天銀行から、自動的に振替されてしまう(自動入出金(スイープ))ということがあります。

 これは、楽天証券口座へ現物株式の売買、配当金等が入金され通常であれば、預り金へ入金されるものを楽天銀行へ自動的に払い出すというものです。証券口座内に買い付け資金と別で持つ必要がないため、資金効率という観点では非常に重宝しますが、投資信託の移管に際しての手数料は、自動的に楽天銀行から差し引かれないため、マネーブリッジの自動入手金(スイープ)機能の設定を変更する必要があります。

自動入出金(スイープ)機能の設定は以下の手順で設定できます。

マイメニューから楽天銀行連携(マネーブリッジ)を開きます
自動入出金(証券⇔銀行)のところを設定するに●を入れます。
楽天証券側の自動出金時に楽天証券口座に___万円残すに投資信託移管(出庫)に必要な手数料分を残すようにします。1万円単位のため、投資信託の銘柄数が3つまでの場合であれば、9,900円必要なため、1(万円)と入力します。4銘柄以上の場合は、必要な金額に設定が必要です。
1(万円)と入力できればOKです。
取引暗証番号を入力後、設定変更ボタンをクリックすれば、設定完了です。

移管(出庫)までの時間

 わたしが手続をしたのは、3月上旬(SBI証券で移管手数料の恒久化と移管キャンペーンが開始された時期)でしたが、自動入出金(スイープ)設定ができていなかったため、3月17日に残高不足の連絡を受けました。直ぐに設定を行いましたが、それから一向に音沙汰がなく心配していたのですが、3月30日に移管(出庫)日の決定連絡がありました。

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4月7日に4月6日無事手続が完了した旨の連絡がありました。

 移管日が確定する前の間に何度か、楽天証券へ問い合わせしたのですがどうやら、投資信託の移管依頼が殺到しているようで、手続に相当な時間を要しているようです。

 他方、SBI証券については、かなりの金額が流入しているようです。

SBI証券、投信入庫が過去最高 3月は141億円に
SBI証券は3月の投資信託入庫実績が、件数金額ともに過去最高を記録したと発表した。2月に比べ、件数は2.8倍の2150件、金額は2.2倍の141億円となった。
残高不足の連絡
残高不足の連絡があって2週間ほどしてやっと移管(出庫)日決定の連絡が来ました
移管(出庫)日の翌日に手続が完了した旨の通知が入りました。

まとめ

 投資信託は、証券会社によってポイント還元など様々な流入支援策を実施しています。ご自身の資産形成の寄与できると思える証券会社を吟味して、賢く利用していきましょう。

 また、移管手続後は、忘れずSBI証券へ他社で支払った移管(出庫)手数料を返金してもらう手続を行いましょう。ここまでやらないと何のために手続したのかわからなくなります!

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